№043 '07シマノもてぎロード

’07シマノもてぎロード


昨年優勝した茂木ロード。今年はディフェンディングチャンピオンとしての出場となった。
今月末に始まる実業団レースまでは、格付けだけで言うと重要なレースではないが、昨年優勝することが出来なかったマトリックスの一員として指揮を取る立場としては、ここはレースの大小関係なく勝ちに行きたい。どんなに大きいレースだろうが小さいレースだろうが、そして200人走ろうが2人だろうが勝つのは一人。どうやったら勝てるのか。勝つためにはどういうことを考えて、どういうアクションを起こすのかは、こういう失うものが小さなレースの方がいい。

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№042 '07西日本チャレンジ〜シーズン開幕戦〜

masahikomifune12007-03-19



2007年の国内シーズンが開幕した。
西日本チャレンジ。広島森林公園で行われるこのレースは、例年天候にあまり恵まれないレース。そのせいか俺のイメージはベルギーのヘットフォルク。今年は晴天だったが気温はあまり上がらず、厳しいレースには違いなかった。

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№041 アジア選手権 個人ロード

2006アジア選手権(マレーシア) 個人ロード 173km
アジアで最も強い男を決めるアジア選手権個人ロード。3日前のチームロードでは思いのほか消耗してしまい、自分が考えている以上に回復しているイメージがない。多分それはインドネシアでの体調不良を押して完走したことから始まり、そして高温多湿なことなどが理由なのだろうか。
だがそんな言い訳を探しても仕方がない。やるときはやる。それだけの話だ。

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№040 アジア選手権 チームロード

06アジア選手権チームロード


2006アジア選手権(マレーシア) チームロード 90km

今シーズンの中で、結果を狙っていきたいレースの一つがこのアジア選手権(マレーシア)だった。

選手をしている以上は「日の丸」を着用することに俺は特別の気持ちを持っている。
日の丸を背負うと言うことは生半可なことではなく、軍国主義者でも極右翼でもないが「お国のため」と言う気持ちが自分を奮い立たせる。
強いては自分のため。選手をしている以上、日本を代表して戦うということは名誉なことである。

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№001 予想GUY(外)です

先日花園高校のコーチで練習していたときの話。
学校の横にある妙心寺で、記念写真を撮っていたどこかの女子高生に練習している俺たちは手を振られた。そのとき彼女達が俺に発した言葉
「ハロ〜〜〜ッ!!」
サングラスもしていない俺は、またもや外人に間違えられてしまったようだ・・・

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№039 ツール・ド・インドネシア第9ステージ


Stage9 Banyuwangi-Kuta 147.0km
第8ステージ終了地点、そこはジャワ島からバリ島へと続く楽園のような景色。
最終ステージを前にして心身ともに疲れきった状態の俺には、海岸で見た朝日はこの上ないリフレッシュメントとなり、やる気を充填してくれた。

最終日はパレード走行後に一度フェリーへと乗り込み、バリ島へ上陸する。
ニュートラルスタートながらもスタート後に、一度フェリーに乗り込むことが新鮮で、ちょっとほのぼのする。が、キッチリと気合いを入れないと、上陸後に後悔することになりかねない・・・

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№038 ツール・ド・インドネシア第8ステージ

Stage8 Jember-Banyuwangi 111.6km
第7ステージ後、意識が遠のいていって、ホテルに着くなりそのままトイレへ直行。点滴や薬を投与されたものの、まだ腸内には菌が残っている。それがレース中の抵抗力のない身体で繁殖しているのだろう。レース中盤からほとんど記憶の中にレースのことが残っていない。覚えているのはラスト10キロの横断幕。これでなんとか明日も走れるな、と・・・
まともに食事が出来ない状態だった。とにかく寝た。起きると腹痛でトイレへ。その繰り返し。だが徐々にだが体は軽くなり回復傾向にあることを感じ始める。目の焦点が合い始めたからだ。それまで目を開けることすら苦痛で、物を見ることが非常に困難だった。それがなくなったからだ。気を強く持とう、必ず回復する、回復してみせる!・・・

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