№002 '06 KOGA-MIYATA Super Winner
今期はフルプロ・スカンジウム'06を使用すべく、春から使用を開始。TOJ、全日本選手権に向けてバイクもフィットしはじめ「さぁ!これから!」と言うときに、練習中にオートバイが右コーナーでショートカット、そのまま正面衝突となった。
幸い怪我はたいしたことはなかったが、だが今期右腕として頼りにしていたバイクは大破してしまい、今期使用するバイクがいきなりなくなってしまった。
そして急きょ国内未発売のスーパーウィナーのプロトタイプに乗ることになった。
このスーパーウィナーは、フルプロ・スカンジウムよりもグレードの低いバイクだが、その乗り味は十分レースでパフォーマンスを発揮させてくれるものだ。なによりも気に入ったのは、上位モデルとジオメトリー(サイズ)が一緒。おかげでスカンジウムから乗り換えてもステムのサイズなど細かいスペックをいじる必要はまったくなかった。
若干重量はスカンジウムのモデルにかなわないが、乗り味は軽快で重量は走行中に気にすることはない。特に俺のような重いギヤで一瞬にしてトップスピードにすべく高トルクの選手には、もしかするとこちらの方が相性がいいかも?と思うシチュエーションが多々あった。
もちろん上位モデルのスカンジウムのような長時間を快適に走るために装備しているシートスティ&チェンスティのバックカーボンユニットもシートスティしか装備していない。長時間走っていると下からの突き上げは体へと伝わり、コンフォタブルさはかなわない。
意外なほどに乗りやすいスーパーウィナーは今年国内未発売と言うのは非常に残念だ。なぜならこれほど乗りやすく、そしてスカンジウムより安いと言う点では十分コストパフォーマンスに優れていると思うからだ。
今シーズン後半はプロプロ・カーボライトに乗り換える可能性が非常に高い。しかしこのバイクは個人的に非常に気に入っているし、多分トレーニングをメインに使用し続けるだろう。
'06 KOGA-MIYATA Super Winner プロトタイプ
- フレーム :560mm
- コンポ :Campagnolo・RECORD(クランク172.5㎜ 53Tx41T)
- ハンドル :ITM・260 450mm
- ステム :ITM・MILLENIUM For Ever 120mm
- サドル :Fizik・ARIONE
- ペダル :LOOK・Keo
- ホイール :Campagnolo・Eurus
- タイヤ :Panaracer・ヴァリアント23c
- メーター :CAT EYE・STRADA
- 心拍計 :POLAR S710i
- ボトルゲージ:ELITE・PATAO 74 黒